- >>GIF特許
- Unisys社が保有していた、GIF画像フォーマットなどで利用されているLZW圧縮法に関する特許。現在ではすでに失効している。
- 1983年6月に当時のSperry社が「High speed data compression and decompression apparatus and method」(高速データ圧縮及び解凍)(USP4,558,302)として出願した特許で、1985年6月に成立した。1977年にAbraham Lempel氏とJacob Ziv氏が「LZ77」アルゴリズムとして発表した辞書圧縮という手法を、Terry Welch氏が改良した方式で、3人の頭文字を取って通称「LZW」と呼ばれている。日本では「デジタル信号ストリーム圧縮方法及び圧縮装置」(公告番号: 平5-68893)として1984年6月に出願され、他の世界各国でも同様の特許を取得している。同社は1986年にBurroughs社と合併してUnisys社となり、この特許もUnisys社に引き継がれた。
- Unisys社は当初、フリーソフトウェアに対して特許料を徴収しない姿勢だったため、LZWアルゴリズムはGIF、TIFF、PostScriptなどの画像フォーマットの標準データ圧縮方式として広く普及した。ところが、WebブラウザがGIF形式に対応し、インターネットの利用拡大に伴って急速に普及するようになると、同社は手のひらを返したようにライセンス料の徴収を行なうことを宣言した。GIF形式などに対応したソフトウェアの作者に特許料を請求しはじめ、GIF画像を公開していたネットユーザに対しても、特許使用許諾を得たソフトウェアを使っていなければ直接Unisys社に特許料を支払うよう要求した。このような同社のやり方は反発を招き、フリーソフトウェア作者の団体などからはボイコット運動を起こされるなど話題を呼んだ。WWWの標準化団体W3Cは特許のしがらみのない画像フォーマットを求め、GIFに代わる形式としてPNGを開発し、現在ではほとんどのWebブラウザがGIFのほかにPNGもサポートしている。 同特許はアメリカでは2003年6月20日に、日本では2004年6月20日に失効した。このため、現在では同社に許諾を得ることなく自由にLZW圧縮技術を利用することができる。
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